« 湖畔遊温泉 | トップページ | モダン仙禽 無垢 »

2020年3月30日 (月)

コロナ後の世界に警告

コロナ後の世界に警告 by「サピエンス全史」のハラリ氏
2020/3/30 日本経済新聞 のコラム(国際)
ネットで全文を見るには会員になる必要があります

今回の感染拡大では、市民のあり方が大いに問われているということだ。これからは私たち一人ひとりが、根拠のない陰謀論や自分の利益のことしか考えていない政治家ではなく、科学的なデータや医療関係の専門家たちを信頼しなければならない。選択を誤れば、自分たちの健康を守る唯一の道は「これしかない」という思い込みで、私たちにとって最も大切である自由を手放す事態になりかねない。

国際社会は現在、集団的まひ状態にあり、誰も責任ある対応を取っていない。各国の指導者は何週間も前に会合を開き、共通の行動計画を策定すべきだった。日米欧の主要7カ国(G7)の首脳はようやく3月25日にテレビ会議を開いたが、そうした計画は何も作らなかった。2008年の世界金融危機や14年のエボラ出血熱の流行など、過去に世界規模の危機が起きた際は、米国が世界のリーダー役を担った。しかし現在の米政権はその役割を放棄し、人類の将来より米国を再び偉大な国にする方が大事だとの立場を隠そうともしていない。
今の米政権は自国の最も重要な同盟相手すら見捨てた。3月11日に欧州連合(EU)加盟国からの入国を全面的に禁止すると発表した際も、そのような過激な施策の実施についてEUに相談もしなければ、事前に連絡さえしなかった。
また新型コロナウイスルに効くワクチンを開発中のドイツの製薬会社に対し、10億ドル(約1110億円)を提供する見返りに米国にそのワクチンを独占的に供給するよう求めたとも報道され、ドイツに大きな衝撃を与えた。
米政権が今後、方針を転換してグローバルな行動計画を作ったとしても、何についても責任を取ることも、過ちを認めることも決してない一方で、手柄はすべて自分のものにして、問題が起きれば誰か他人のせいにする指導者に従う人はいないだろう。
米国が抜けた穴を他の国々によって埋められなければ、感染拡大を食い止めるのが難しくなるだけでなく、新型コロナの感染拡大による打撃は長く国際関係に影響していくことになる。しかしすべての危機はチャンスでもある。新型コロナの流行が、グローバルな分裂が重大な危険をもたらすと人類が理解する機会になることを願う。
我々は目の前には、自国を優先し各国との協力を拒む道を歩むのか、グローバルに結束していくのかという2つの選択肢がある。前者を選べば危機は長期化し、将来さらに恐ろしい悲劇が待つことになるだろう。後者を選べば新型コロナに勝利するだけでなく、21世紀に人類を襲うであろう様々な病気の大流行や危機にも勝利することができる。

*****

昔のペスト、当時の人たちはすごく恐れたことでしょう。20世紀になって医療が発達しても、スペインかぜやエイズ、多数の死者を出しています。今回の新型コロナウイルス、まだ不明な点が多いがどうなることか。ハラリ氏のいうとおり、コロナ後まで見通さなければいけないでしょう。それにしてもアメリカ(トランプ)は・・・

|

« 湖畔遊温泉 | トップページ | モダン仙禽 無垢 »

新聞雑誌など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 湖畔遊温泉 | トップページ | モダン仙禽 無垢 »