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2020年1月19日 (日)

二者性

「人あっての社会」障害の娘から学んだ 元全共闘の教授
朝日新聞2020年1月3日 最首悟へのインタビュー記事から

 元東大全共闘活動家で、和光大名誉教授。そんな肩書で紹介されることが多い最首悟さん(83)だが、本人は自分を「星子(せいこ)の父親をさせてもらってる人」と笑う。

 「無用の用という存在」の星子さんとの日常で「自立」の呪縛から解放されると、いのちの最小単位はもたれ合う誰かとの「二者」だ、と考えるに至る。「明治の脱亜入欧以来、日本人は一人で全社会と対峙(たいじ)する『個人』を目指し、なり損なった。頼り頼られ、甘えていいんですよ。お茶を『いれました』ではなく『はいりました』と自然に表現する日本人にとって、自分の中に感じる『だれか』の気配はどうにも追い出せないし、安心のもとでもある」
 社会が規定する権利と義務を振りかざさなくても、心の中の「あなた」を意識すればむちゃはできない。泣き叫ぶ赤ちゃんを「放っておけない」という「内発的義務」が社会を作り、後からそこに権利が生まれる、と考える。「人あっての社会ですよ。社会主義革命から100年。マルクスの思想を好意を持って見てきたが、社会主義とは『社会のために人がいる』という発想の温床だった、と今は思う。“転回”と認めてもいい」
 社会が先に来るから、人の価値が「生産性」や「役に立つか」で判断される。「二者性」は、競争に凝り固まり、イライラと疲れた現代を柔らかくほどく鍵ではないかと最首さんは言う。「生産的なことは何もしない存在をかばうため、周囲はいがみ合わず、お互いにまとわりついて暮らす。自己決定、自己責任の『個の力』が仕切る社会像に比べて、ぼんやりと温かく、切り捨てられない安心感がある。一人でいられない弱さにこそ未来がある」

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人は時の経過とともに変わる! のがいいのか?

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