« 韓国お菓子 | トップページ | 嫌韓嫌中言説 »

2019年10月27日 (日)

平凡はひとつの達成

いい茶碗(ちゃわん)だ――だが何という平凡極まるものだ
(柳宗悦〈むねよし〉)
     ◇
「大名物(おおめいぶつ)」といわれる茶碗「喜左衛門井戸」を初めて目にした時、思わずこう唸(うな)ったと民芸の思想家は言う。その根は「朝鮮もの」の並で質素な「雑器」にある。そこには何の「波瀾(はらん)」も「企(たく)らみ」も「邪気」も「技巧の病」もない。「造作したところ」の微塵(みじん)もないまさにその「無事」が器を健やかなものにしていると。平凡は一つの達成でもあること、忘れまじ。『柳宗悦 茶道論集』から。

朝日新聞、鷲田清一による「折々のことば」2019年10月21日

|

« 韓国お菓子 | トップページ | 嫌韓嫌中言説 »

新聞雑誌など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 韓国お菓子 | トップページ | 嫌韓嫌中言説 »