座らずに立っているようにして、仕事の環境を見直す
ヴァイバー・クリガン=リード著「サピエンス異変」
第Ⅳ部のまとめから引用、その14、ラスト。
仕事の環境を少しでも変えて、もっと身体を動かせるようにするとよい。立ち机を使うのはよい考えかもしれない。立ち机を使えばもっと活動的になるだろうが、立ったり座ったりしたときに身体に合うよう、調節可能なものを選ぶこと。また、一カ所で長時間じっと立っているのに相当する「自然な」姿勢などというものは、そもそもないということを忘れないように。初期の人類は丈の長い草のあいだから頭を突き出して遠くの様子をうかがっていたが、けっして彫像のように立ちつくしていたわけではない。好きな時間立っていたら、座って休むこと。
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本書の構成
プロローグ 私たちの身体に異変が起きている
第1部 紀元前八〇〇万年~紀元前三万年
第2部 紀元前三万年~西暦一七〇〇年
第3部 西暦一七〇〇年~西暦一九一〇年
第4部 西暦一九一〇年~現在
第5部 未来
著者紹介
英国のケント大学准教授。専門は環境人文学、19世紀英文学。研究分野は、人類史、古典文学、健康、環境問題まで幅広い。
まとめ、とは。
人類は自らが引き起こした環境の変化に、身体が適応できていない。本文はそのことについての説明。まとめはそれに対する対処法を本文中からピックアップしている。あるいは、著者が言いたいのは、対処法は一時しのぎで、根本的には、人類が進化しなければいけない、ということか。さーたんの独り言本家(こちら)の「読書」にも多少の記述あり。
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