スクワット運動をする
これはかんたんではない。人新世に生きるあなたは毎日一〇時間椅子に座っているので、スクワットできないように訓練してきたも同然だ。それでも、人類はかつて、しやがんで休み、食べ、会話を楽しんだのだ(じっは、いまだにそうする人は多い)。
最初は何かサポートしてくれる道具を使うといい。ジムならTRXサスペンション、あるいは頑丈なテーブルなど。座りこむように深くしやがむ。膝が足の上に来るようにする(内側でも外側でもいけない)。ふくらはぎ、腹回り、腰が伸びるのを感じるはずだ。この姿勢でリラックスしよう。丸めたタオルなどでかかとを少し上げると楽にできる。かがみこんで床に足を真っすぐ伸ばすより、かかとを少し上げて快適な姿勢を保つほうがいい。理想的には胸が下ではなく正面を向いているほうがいい。慣れれば(数日後ではなく数カ月後)、靴を履かなくてもできるようになり、長い時間でも快適でいられる。尻と腰を開くのにいい方法だ。
ヴァイバー・クリガン=リード著「サピエンス異変」
第三章のまとめから引用、その3。
| 固定リンク
「読書」カテゴリの記事
- 座らずに立っているようにして、仕事の環境を見直す(2019.09.15)
- ブラジャー(2019.09.14)
- 腰痛の診断(2019.09.13)
- 痛みの要因(2019.09.12)
- 動かさないと衰える(2019.09.11)
コメント