国家生命保険
平和な時には、国がいのちを守ってくれて、戦争になったら国を守るためにいのちを使う、という国家生命保険には入りたくないのです(多和田葉子)
そもそも国といのちはいずれかを選ばねばならぬ選択肢ではないと、ドイツ在住の作家は言う。政治に求めたいのは、いのちでなく「人権」の保護。そこでいう「人間」の概念を諸文化がこれまでどう理解してきたかも丹念に分析しておこうと。訪問授業「いのちと人間」(桐光学園中学校・高等学校編『高校生と考える21世紀の論点』)から。
朝日新聞、鷲田清一による「折々のことば」
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