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2019年7月12日 (金)

えんとこの歌

自らを他人と比ぶることなかれ
同じいのちは他(た)に一つなし
(遠藤滋)
  ◇
長く寝たきり状態にある大学時代の友人、遠藤を、伊勢真一監督は20年をおいて再び撮る。遠藤は、食事から排泄(はいせつ)まで、介護にあたる若者たちに命のすべてを晒(さら)して生きてきた。弱音も見せた。発声が困難になった今も、上唇をつまんでもらい必死で語りかける。その彼が、自分の生存の意味を量りかねている若者たちにあてた歌。ドキュメンタリー映画「えんとこの歌」から。

朝日新聞、鷲田清一による「折々のことば」 2019年7月7日

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みんな、ここにいる人って……なんか人生がポロポロ出てきちゃうみたいな感じで。(遠藤滋の介護スタッフ)
   ◇
介護経験のない若者らが、寝たきりの元教員・遠藤を、途切れなく交代で介護している。その一人が、みんな漂流してここにたどり着いたみたいだと呟(つぶや)く。遠藤に「寄り添う」というより、みながここに「寄り合う」のだと。この呟きに遠藤は「手から手へ都会の底に渡さるるわがいのちこそ漂流せるかな」と返す。伊勢真一監督のドキュメンタリー映画「えんとこの歌」から。

朝日新聞、鷲田清一による「折々のことば」 2019年7月8日

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7月19日から八丁座で上映、見に行きます。

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