« フォカッチャ専門店もちぱん | トップページ | Café レストラン ガスト »

2019年7月11日 (木)

もうろく寸前

人生を模糊(もこ)たる霞(かすみ)の中にぼかし去るには耄碌(もうろく)状態が一番よい。(森於菟〈おと〉)
  ◇
明澄な意識に突如訪れる死は悲惨だ。だから「完全なる暗闇に入る前に薄明の中に身をお」き、現実の「あくどさとなまぐささ」をいったん失うことが肝要。「現実を忘れるどころか、この調子では死ですら越えて夢見そうである」という境地に入れば、死は「夢のつづき」であるばかりか「望みうる唯一の生」かもしれないと、森鴎外の長男の医学者は言う。「耄碌寸前」から。

朝日新聞、鷲田清一による「折々のことば」2016年2月26日
少々古いものですが、昨日の安楽死がらみで思い出しました。

|

« フォカッチャ専門店もちぱん | トップページ | Café レストラン ガスト »

新聞雑誌など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« フォカッチャ専門店もちぱん | トップページ | Café レストラン ガスト »