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2019年6月 7日 (金)

くじ引き民主主義

トランプやブレグジットは、ポピュリズムが席捲した結果と考えるより、既存の議会制民主主義が機能不全を起こしていることの結果。
こうした制度(議会制民主主義)が支配的になる前には、アリストテレスが言ったように抽選制こそが民主的であって選挙は寡頭制の特徴であり、モンテスキューも抽選制こそ民主主義の本性であり、選挙は貴族制の本性だと説明していたのだ。
もし現在の民主主義の形が行き詰まりを見せているのであれば、別様の民主主義が模索されなければならない。それも新規なものではなく、すでに過去において、あるいは他国ですでに実践されている民主主義のあり方が。その一つの例が、くじ引き民主主義なのだ。
高度に専門的な判断ではなく、万人に関わるような課題にこそ、権力の集中を避けるためにくじ引きは用いられるべき。
実は身の回りを見渡せば、くじ引きは少なくない場面ですでに存在している。日本の議院規則では首相や議院議長の得票数が同数の場合はくじ引きで最終的に選ばれると定めているし、一部の教育大付属小学校の入学も抽選で行われている。

現代ビジネス2019.05.19:吉田 徹(北海道大学教授)
いま「くじ引き民主主義」がヨーロッパで流行中、その社会的背景
「民主主義疲れ症候群」への処方箋

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