聖地巡礼 Rising ③/4
聖地巡礼シリーズの二冊目。
内田樹と釈徹宗の対話が中心の本。以下は内田の発言。
脳が巨大化した理由は「ペンディングする」という機能を備えたからだと思います。「これ、どっちなんだろ?」「よくわかんない」というとき「とりあえず、ここに置いとこう」とデスクトップにカテゴライズ不能なものを置きっ放しにする。そういう「処理しないで、ほうっておく」という作業はデスクトップをどんどん拡げて、脳の容量を上げることによってしか対応できない。はかの動物にはそういう「ペンディング」ができないけれど、人間にはそれができる。「名づけえぬもの」がここにあるという宙づり状態に耐えられる。それが人間のいいところなんです。(p.176~p.177)
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