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2018年4月 4日 (水)

キャスターという仕事 ①/3

国谷裕子「キャスターという仕事」 (p.102~p.103)

数年前、「ねじれ国会」という言葉がメディアで頻繁に使われていた。衆参両院で多数派を形成する政党が、それぞれ別の政党となっている状態をさす。その衆参の「ねじれ」によって、法案の成立に時間がかかったり、成立が滞る事態が生じていた。しかし、この「ねじれ」の事態も選挙の結果の民意であることに変わりはない。問題なのは、「ねじれ」という言葉が、やはりある文脈のなかに置かれれば、この事態がなにか正常ではない事態、是正すべき事態を意味する言葉として流通してしまうということなのだ。そしてその「ねじれ」状態のなかで行われた参議院選挙も、「ねじれ」状態を解消することが正常化すること、つまり衆議院と同じ政党が多数派になることが「正常」であるとの見方を流通させることにつながったとは言えないのだろうか。これはある意味、投票誘導行為にもなりかねない。

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