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2018年4月17日 (火)

痛くない死に方③/4

人は生まれたとき、体重の約8割が水分です。それが、成人したときには約6割に減少しています。そして高齢者になると半分以下となっていきます。終末期を迎え平穏死される時には、(これは在宅医としての私の実感ですが)4割といったところでしょうか。
しかし、終末期以降も不必要な延命治療を続ければ、それは無理に肥料や水をやりすぎて根腐れをした木と同じようなもの。最後まで1日あたり2ℓもの輸液を行うと、心臓や肺に過剰な負担がかかり、心不全と肺気腫(はいきしゅ)でもがき苦しむことになるのです。
つまりベッドの上で溺れているのと同じ状態です。

長尾和宏「痛くない死に方」 (p.44)

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