川端康成歌碑
山辺の道&ちょこっと京都、その12。
大和は國のまほろばたた奈づく靑かき山ごもれる大和し美し
桧原神社から西に下っていくと、井寺池があり、その堤にあります。
この碑の反対側には以下の文章。
昭和47年1月21日、故川端康成先生は、この堤に佇たれて大和国原の暮色を眺められた。ここに秀子未亡人のお心づかいにより、ノーベル文学賞受賞記念講演の「美しい日本の私」の原稿から御筆蹟を撰んで、故先生御指定の処に御指示の通り「国偲び歌」の碑を建てる。 昭和四十七年十一月 桜井市
倭健命の絶唱を書くのは気が引ける、とかなんとか言っているうちに、この年の四月、川端は自殺。で、上のようなことになったようです。
池の左の方に碑はあるのですがよく見えません。周りの景色の邪魔にならないよう碑は低く、という川端の意向があったそうです。
碑の建っているところから東を見ると、もう一つ池があり(名前は下にあるものと同じ井寺池のようです)、三輪山がはっきり見えます。
西を見ると真ん中に、箸墓古墳、左奥には二上山、写真には写っていませんが、左の方に大和三山。碑は絶好の位置にあります。
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